甘味の基準

味には基準があります。

まずは甘味です。

基本は「しょ糖(スクロース)」を甘味度1とします。

しょ糖とは砂糖の主成分です。

代表的なもので羅列していくと

キシリトール       0.6

ブドウ糖(グルコース)  0.6ー0.7

しょ糖          1

果糖(フルクトース)   1.8

ステビア         100ー150

アスパルテーム      100−200

サッカリン        250−700


こんな感じです。

キシリトールとはガムとかで聞いたことありますよね。


果糖は果物の甘さです。


ステビアはポカリスエットステビアなんて名前で聞いたことありませんか?

実はこのステビアは以前香港へ輸出をする際、ステビアが入っているとできなかったのです。幸いうちの製品はうどんですので使わないですけど、知らないところで使われている例が結構あったようです。

今はそういうことはないようです。

ステビアは植物由来の甘味料ですので、悪いわけではなく許可の関係だったようです。


アスパルテームは、よくコーヒーに入れたりする砂糖の代わりに出てくる甘味料です。

人工甘味料ですので以前は添加物扱いだったのが、今は解除されています。

しょ糖の200倍ほどの甘味度があるため、少しの量で甘味を感じることができるということで、ダイエット食品などにも使われています。

分子の構造上熱に弱く、煮物などに使っても甘味が飛んでしまうため、さっと溶かす程度のコーヒーなどが適しています。

このアスパルテームは発見の歴史が変わっていて、ガストリン(胃から出るホルモン詳しくはこちらでみてください)を研究していたチームが、いろいろなアミノ酸の配列を組み替えたりしていました。その時タバコを吸おうとしたら口元が甘かったので、ガストリンそっちのけでその甘味を調べていったところ、アスパルテームは発見されたのです。

今では考えられませんよね。喫煙しながら研究するなんて。当時は喫煙しながら研究することも普通だったようです。ま、そのおかげで見つかった甘味料で、2匹目のドジョウはないかと研究したけど、アミノ酸の配列での甘味料はアスパルテーム以外発見されていないようです。


甘味度が高いということは、少量で甘味を感じることができるのでカロリーや血糖値を気にされている方は、砂糖の代わりに撮るのは良いことなんではないかと思います。

上に紹介したものは、健康被害の実例はまだないとのことです。


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